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松本大策のコラム
光触媒の新しい可能性(その8)

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2013年9月30日

 先週は、1回別のお話を入れましたが、今回は再び「新型光触媒nanoYo二酸化チタン)」の畜産分野への応用のお話しです。

 これまで、扇風機や畜舎内蛍光灯、ウォーターカップなどへのテストをしてきましたが、いよいよ畜舎全体への応用試験を実施してきました。
 いずれの試験でも、大切なことは「事前に(試験区も対照区も)きれいに清掃しておく」ということです。と言いますのも、、もし汚れたまま光触媒を施工しても、光触媒が汚れを分解したときに、汚れと一緒に光触媒まではがれてしまうのです。

 今回、北海道で新築の哺育舎が見つかったので、早速試験施工に行ってきました。試験した場所は、他の同型牛舎で一番汚れやホコリが溜まっている部分です。具体的に言うと、透明アクリル板の壁面部分と屋根材、ガルバリウム製の通路側の壁です。
 さすがに牛舎は広いので、1日仕事でした。久しぶりにがんばって(?)仕事をした気持ちになりました(笑)。

光触媒の新しい可能性(その8)_01

 それから、食肉センターの壁のカビ防止試験も同時に実施しました。衛生度を上げるためにも、効果が見られたら全面施工試験に移行します。(諸外国では結果は出ているのですが..)

光触媒の新しい可能性(その8)_02

 結果が出たらすぐに報告しますね。
おじさん、今日は朝から全身痛いです(笑)。歳は取りたくないなあ。

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