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え〜、体温計について色々書こうと思っていたら掲示板でかなりの話題が出てしまい、ネタがなくなるのではと少しあせりました(笑)。さて、小生は普段の診療ではもちろん水銀体温計を愛用しています。ここでちょっとした工夫なのですが、体温計とクリップを結んでいる紐の両方の結び目のところを瞬間接着剤で必ず止めておきます。こうすると紐が解けたりすることがないので安心です。これはおすすめですよ。体温計を直腸に入れるのは肥育牛の場合簡単そうで意外と難しい場合があります。お尻をふる牛さんの場合など特に入れるのに難儀します。なれない人だともうドタバタドタバタして全然入れることが出来ません。逆にさりげなくスッと入れると非常に慣れている上手なイメージがしますね。入れ方は小生の場合大体5種類ぐらい持っており、状況により使い分けています。次回紹介しようと思っているのですが、あまりにもくだらないのでかなり心配です。あと、体温計は湿らせておいたほうがスムーズに直腸に入ります。唾をバリバリぶっ掛けてから入れる先生もいます(笑)。体温を測る時間は大体20秒ぐらい。小生の場合体温計を入れてから基本的な聴診などの診察をして、最後に体温計を抜いて体温をチェックします。途中で糞をして体温計が抜けていることがあるので注意が必要。ひどい場合は尻尾についた体温計を牛さんがブルンブルン振り回していることもあり青くなります。最後に抜くときは忙しいときなど入れている時間が短すぎる場合があるので常に一呼吸おいてから抜くように心がけています。 |