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ゲストのコラム
冬場の役に立たないアイディア(第一回)

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2013年9月17日

お初にお目にかかります

皆様初めまして。 
私は東京の片田舎から、北海道のど田舎にある黒毛和牛の繁殖農家に【うっかり】嫁に来てしまった山口由紀子と申します。

この度、松本先生に『「冬場の苦労」「冬場を乗り切るためのアイディア」を書いて欲しい』とのお話を頂き、緊張でガタガタ震えながらキーを叩いておりms…  すみません。手が震えて打ち損じました。

「まともに牛と関わるようになって約1年半の【ズブの素人】目線からで構わない」とのお言葉を頂戴しましたので、私が経験した2度の冬で【ほぼ失敗した冬場の対策】について綴ってみようと思います。

他の方々が書いているような、役に立つお話は何一つ書けません。
なんせ牛飼いを初めてまだ1年半ちょっとの【ズブの素人】であります。
そこをよーっく踏まえた上で、まともに牛と関わるようになって約1年半の【ズブの素人】の奮闘ぶりを生暖かく見守っていただけたら幸いです。

北海道に嫁いで早8年・・・ 来たばかりの頃は牛はもちろん、初めて見る生き物がたくさんいて見る度に興奮していたものです。

キタキツネを見ては『かわいぃ!』と絶叫し、もっと近くで見ようと じわじわ近寄って眺め…

鹿が道路を横断しているのを見ては『さすが北海道!』なんて言いながら車の速度を落とし、キツネ同様 大喜びで鹿を眺めていたものです。

8年後…

キタキツネを見ては、子牛になにかされては大変と『ごるぁーっ!!』と叫びながら追い払い…

鹿が道路を横断しているのを見たら『1頭いたら5頭はいると思え!』と ゴ〇ブリのような扱いをしながらも、事故を起こさないよう後続の鹿が出てこないか、車の速度を落としつつ、沸いて出た草むらを凝視したり…

こうなると『すっかり道産子になったな~♫』と実感します。(え?そこで?

次回は、こんな私が本気で牛と携わるようになってから無い頭をフル回転させて実行した『部屋とワイシャツと私』ならぬ『穴と断熱と私』をお届けしたいと思います♫

(つづく)

有限会社伸託 取締役 山口 由紀子

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