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師走になり鹿児島も寒くなってきました。こたつが幸せな季節です。さて先日山の上のほうにある一軒の農家さんに行きました。鹿児島といえどもここはかなり寒い地域です。この農場には手作りの事務所があり、中で世間話をしながらお茶を飲んでいると農家さんが「先生、寒くなったからストーブをつけるよ。」といい、火をおこし始めました。ここには3年ほど前から今はなつかしの「だるまストーブ」という薪ストーブがあります。何気なくお茶を飲みながら見ていると何か変なものを火にくべているではないですか!思わず「な、なにをくべているのですか??」と聞くと「先生、乾いた牛ふんだよ。」とサラリと答えが返ってきました(笑)。 これは小生にとって新鮮な驚きでした。正直、感動しました。今までの小生の人生の中で目の前で牛ふんを燃料にしている人を見たのはこれが初めてでした。アフリカのマサイ族やモンゴルなどの遊牧民が燃料にしているのをテレビで見たことがあったのですが、まさかいつも往診に回っているよく知っている農家さんが牛ふん燃料を使っているとは!不覚にも気がつきませんでした。大失態をやらかしました!さらに「ストーブの上に鉄板をしいて焼肉をすることもあるよ。」とこともなげに教えてくれました。「炭火焼肉」ならぬ「牛ふん焼肉」。世知辛い世の中ですが、部屋が暖まるとともに小生の心も温まり、この農家さんのたくましさに勇気をもらい非常に元気付けられました。人間、元気があれば何でも出来る!次回はやり方を説明しますね!
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