2013年9月11日 農家さんでpulsFOGのデモ散布を行いました ご存知pulsFOGは煙霧により、牛舎の消毒やハエの駆除を行うことができる機器です 今日はグルタプラス(環境消毒)とフロムエイト(ハエ、サシバエの駆除)を一緒にまいてもらいました 爆音とともに大量の煙を吐き出し、一通り牛舎を回った後には・・・ハエがバタバタと落ち・・・ゴキブリがわらわらと出てきて倒れ・・・ムカデもお陀仏となりました・・・ すげぇ~(°_°) 目に見える衛生害虫に対してこの効果なのですから、目には見えない細菌やウィルスにも強烈に効いていることが期待されます 薬剤がとても小さな粒子となって吐き出され空中に漂うので、目には見えなくとも隅々まで広範囲に接触し効果があります 周囲を囲まれた牛舎では煙が逃げることなくとどまるため、長く効果が持続すると言われています 実際私がマイコプラズマをはじめとする呼吸器病の複合感染で悩んでいらっしゃった農家さんにpulsFOGをお勧めして、定期的な消毒と衛生、予防対策を行うことで呼吸器病がほとんどなくなったこともあります 牛舎に漂っている煙霧が子牛の呼吸に合わせて鼻腔や咽喉頭に届き、オートマチックにネブライザー(耳鼻科での吸入)のような効果があったことも想定されます これから季節は秋から冬に向かい、気温の低下とともに呼吸器病の流行リスクが高まります pulsFOG以外にも様々な消毒用機器がありますが、衛生管理の中に「環境消毒」という項目が定着していない農家さんは、ぜひとも今年の秋から実施して治療いらず農場を目指してくださいね しかしすごい!!! さすがに虫取り網でここまでの効果を出すには・・・テニス肘必発を覚悟で気合を入れて臨まなければなりませんね笑 前の記事 NO.248:牛舎を耕す | 次の記事 NO.250:牛の病気―頭部―(11) |