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松本大策のコラム
光触媒の新しい可能性(その3)

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2013年8月5日

 新しい光触媒の、畜産への応用についていろいろと考えていますが、nanoYoチタンの特性から、まず直下型扇風機やファンのホコリ付着防止、畜舎内蛍光灯のホコリ付着防止、水槽などのコケや藻の付着防止と飲水中の殺菌、天井のホコリ防止、寒冷紗などを通る空気の殺菌や防臭、作業着や長靴の抗菌などです。

 他にもnanoYoチタンの施工は対象物を選ばないため、農場を訪れる診療車や飼料運搬車、薬屋さんの配送車、家畜運搬車、などの抗菌、防汚にも利用できるのではないかと考えています。小動物の病院では、先輩の病院を施工試験してみたのですが、乳腺腫瘍の化膿例にオペ後で、悪臭が漂っていたのですが、すぐに臭いは消えましたし、今日3日目に確認に行きましたが、やはり消臭効果は続いていました。化膿臭は、通常次亜塩素酸などを使ってもなかなか消えないものなのです。

 他にも、もしも蛍光塗料を練り込んだゴムで長靴を作り、表面をnanoYoチタン加工しておくと、牛舎に入る前に光を当ててあげると、蛍光塗料が発光してる間光触媒効果で殺菌・防汚染効果が発揮されるのではないかと考えています。もしこの効果が確認されたら、すべての液体が凍ってしまう冬の北海道でも役に立てるのではないかと考えています。

 いずれにしても、このような加工や施工はシェパードの仕事というより、提携してくださるメーカーさんにお願いすることになります。興味を持たれたメーカーさん、ご連絡をお待ちしています。海外では3Mなどが提携しているnanoYo社なので安心してつきあえるはずです。
 ここのところ引き合いの強い素材なので、早めのご連絡をお待ちしています。

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