(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
松本大策のコラム
光触媒の新しい可能性(その2)

コラム一覧に戻る

2013年7月29日

 新しい二酸化チタン(nanoYoチタン)は、粒子径が2ナノメートルです。見た目は透明です。これまでのものは粒子径が50ナノメートルで、見た目は白い粉末でした。
 これがなにを意味するかというと、粒子径の小ささで、ファンデルワールス力が働き、のりが不要というお話しはしましたが、さらに50ナノメートルのものは「白い」ということは、可視光線をすべて反射しているということです。つまり普通の目に見える光では効果が発揮できないのです。ですからこれまでは外壁の汚れ防止が主な応用箇所でした。
 これに対して2ナノメートルの新しい二酸化チタン(nanoYoチタン)は、「透明」、つまり可視光線を透過することで、普通の光で効果が発揮されます。
 実証試験でも、人間の目が見えるくらいの室内光でも十分に効果が発揮されることが解っています。これは、老人介護施設やレストランのトイレ、枝肉倉庫の壁、動物病院の入院施設や院内、などでも効果が発揮できるということです。

 物理に詳しい方は「それはにわかに信じがたい」とおっしゃると思います。そこで今回の写真は、トンネル内の消臭・防汚染処理の様子です。トンネル内で効果があるのですから、通常の室内は全く問題ないですよね。

光触媒の新しい可能性(その2)

 シェパードの診療車も、細菌やウイルス対策の汚染防止のために全車、、新しい二酸化チタン(nanoYoチタン)加工をします。

|