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さて、二番目の捕まえ方は「引っ掛け棒」を作って捕まえる方法です。この「引っ掛け棒」は硬い番線の先を曲げてフックにしたものです。ただ番線を曲げて作っただけのものもありますが、頻繁に使うものですから少し手を加えて使いやすくしたいものです。おすすめは写真にもあるようにしっかりとしたグリップをつけることと、ロープをつけることです。和牛と比べてホルスタインやF1の肥育牛は大きくなるとものすごい力が強いです。元気もバリバリです。牛さんによっては鼻の力も強く、油断すると大の大人でも負けてしまいます。そんなときにグリップがあればしっかり力が入りますし、ロープがあれば柵にくくってその間に別のロープで補ていすることも出来ます。走り出してもロープがあれば何とかなります。ただし重大な欠点があります。それは鼻環をつけない農場では使えないということです。また、鼻環だけの場合も引っ掛けるのが簡単そうに見えて実は非常に難しく、うまくなるのには熟練を要します。出来れば牛さんには鼻環にオモテをつけておいてほしいですね。驚くほど格段に捕まえやすくなりますよ。 |