2013年7月12日 先日、南九州の開業獣医師を中心とした“家畜臨床研究会”に参加してきました。1年に3回、鹿児島もしくは宮崎を会場として行っており、外部講師を招いての勉強会や普段の診療の中で遭遇した症例の報告などを行い、獣医療技術・知識の向上をはかっています。今回は農場での実地研修という形で行われ、繁殖農家さんで実際の診察や処置の方法などを獣医師同士で紹介しあい、その場でディスカッションを行いました。多くの獣医師が一堂に会して、目の前の症例に対してリアルタイムでディスカッションを行うというのは普段の診療ではなかなか出来ない事なので、非常に勉強になりました。 その中で去勢の実演を行うことになったのですが、シェパードからは先日コラムでも紹介した“ヘンダーソン去勢法”を紹介・実演いたしました。大学の先生も含め十数名の獣医師の前で去勢を行うというのは、何とも言えない緊張感がありました・・・・・・。 実際に去勢を行う前に器具の紹介や注意点などを説明し、その後実演したのですが、処置そのものはものの数十秒。 反響は物凄く大きかったです!! 今後も要望があれば私たちで作成していく予定にしていますので、興味のある方は是非お問い合わせください。 また、こちらをご覧になっている獣医療機器などを扱っているメーカーの方、ヘンダーソン去勢器具の委託製造販売など出来ませんか?私たち個人の手作業による作成よりも、より質のいいものを安定的に大量に安く供給できると思うのですが・・・。わたくし達はアイデアを提供するだけです。是非どなたか手を上げるのを待っております! 前の記事 牛の解剖116:雄性生殖器(9) | 次の記事 牛の解剖117:雄性生殖器(10) |