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ホースとジョウロを使った経口投与が非常に便利だということを紹介しましたが、この方法の応用編として子牛の胃洗浄があります。やり方は子牛の胃にホースを通すところまでは同じです。そしてホースを通した後にジョウロでぬるま湯か水を子牛のお腹が膨れるまで入れます。生後1~2ヶ月であれば4Lも入れれば十分でしょう。(夏場はホースをそのまま水道の蛇口につけて水を入れることもあります。)その後ジョウロとホースをはずしてホースを下に向けると胃の中にたまった水が出てきます。これを出てくる水がある程度きれいになるまで繰り返します(大体3~4回)。最初は子牛のお腹がどんどん膨らんで心配になりますが全く問題ありません。注意点としては生後3ヶ月ぐらいになるとルーメンのなかにワラや乾草がかなり入っているので水を抜くときすぐにホースに詰まってしまうので結構大変です。故に適応症例としては生後1~2ヶ月の治りが悪い下痢などが良いと思います。慣れると思ったほど手間がかからず簡単です。小生の場合胃洗浄までやる場合は少ないのですが持っていて損のないテクニックだと思いますよ。これも山本先生に教えてもらいました(笑)。 |