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ゲストのコラム
舞子ぷらずま☆—今牛舎で読みたい本10選—第1回

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2013年7月2日

皆さまこんにちは。
黒沢牧場のまいこ☆ぷらずまコラム、3回目の御縁をいただきました!

がしかーし、私は牧場ではアイス作りと発送事務・販売などを専門としている身、一般の方への牧場紹介はできても、畜産関係者の方に、これ以上「牛」や「食」的な語るべき内容を、実はもう持ち合わせておりませぬ…。

今回は、「子育てとかでもいいよ!」の松本先生の言葉を超拡大解釈して、私が専門とする「文章」の世界をテーマとさせていただこうと思っております。わぁ、私さらに異色になってる!題して、「今牛舎で読みたい本10選」。はい、無理やりです。牛全く関係ないし(笑)。
 
 
第1選:「夏の読書フェアのリーフレット」――100人と、出会い系

毎年この時期から、書店店頭で無料配布される、新旧洋邦の名作をピックアップしたA5サイズのブックガイド。新潮文庫「新潮文庫の100冊」、集英社文庫「ナツイチ」など、各社力が入っていて、読み応え満点です。今年もイチオシはやはり新潮文庫。今年は、紹介作品から1行を引用して、キャッチコピーに据えています。これがすごい引力なんですよ。なんたって、名作100冊分の痺れる1行を集めているわけですから、無料冊子のくせにものすごいオーラ。

 「お願い見ないで、でも目を逸らさないでいて」(「花宵道中」宮木あや子)

 「うそは常備薬 真実は毒薬」(「こころの処方箋」河合隼雄)

心臓がとまるような1行、思わずうなる1行、それは恋にも匹敵する出会い。こんなにお手軽にときめかせてくれる本って、ほかにないと思います。

舞子ぷらずま☆3-1

(つづく)

黒沢牧場 上芝舞子

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