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蓮沼浩のコラム
第334話:牛さんの病気についての雑感 その1

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2013年6月27日

 小生は日本中の多くの牧場での様々な病気の情報に触れる機会があります。本当にたくさんの牧場で病気の対応に苦慮しています。なかなか病気を撲滅することは難しいのですが、肉用牛の場合、農家さんをはじめとする畜産関係者の方々が知っておかなければいけない病気があります。普段病気が出ないから問題ないというのではなく、頭の片隅に「ああ、そんな病気があるんだ」と入れておくだけでも、何か牧場で異変が起きた時に素早い対応が取れるかもしれません。情報化社会といわれ、インターネットで相当な情報が得られる昨今ですが、現場では意外と何も知らないという状況が結構あります。最重要疾病はもちろん口蹄疫なのですが、これ以外の病気で是非とも知っておいた方がよい病気を小生の経験を含めて超簡単に紹介していこうと思います。ラインナップとしては以下のものを考えています。少しでも牧場の予防衛生意識が向上してくれればうれしいですね。

1 BVD-MD
2 マイコプラズマ
3 BLV
4 RSウイルス

他にも色々な病気があると思うのですが、肉用牛の世界では小生は特にこの4つの病気を最重要疾病と考えています(口蹄疫はのぞく)。本当は、こんな病気のことなど考える必要もなく牛さんを飼うことが出来ればいいのですが・・・・。

*画像は後日掲載いたします。

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