2013年2月25日 2月17日の朝のテレビで、TPP関連の政治討論を見ました。 その時愕然としてしまったのは、TPP賛成派議員も反対派議員も、そろって「牛肉」も「乳製品」もTPP交渉での反対を唱えていなかったことです。 この国の為政者にとって、「畜産」は保護すべき食料生産ではなく、他の分野の保護のためには、切り捨ててもよいのか? と悲しくなってしまいました。 僕たちが、必死で護ってきた畜産は、この国にとっては「護るべき食文化」ではなく、食料時給の方法を探る対象でもなく、ただのお荷物なのでしょうか? 畜産は、食品残渣の有効利用の方法としてとても大きな可能性を秘めていると思います。そして、僕らの愛する牛さんは、人の食べられないものを食べて、良質のお肉やミルクを作ることができます。 雑多な文章になりましたが、愛する祖国が畜産や農業生産をもう少し大切に考えてくれないかと思います。 ちなみに、旧約聖書に出てくる理想郷の姿としても「乳と蜜の流れる国」という表現があるのですが、この二つの食品は、僕が考えるに「命を殺めないで口にできる稀有な食品」という深い意味があるように思います。 牛さんってすごいですね。 前の記事 えさ代が高騰してるので.. | 次の記事 放牧について考える |