2013年2月14日 小生が牛さんの獣医師になると決めた動機の一つに農家さんとのコミュニケーションを楽しみたいというものがありました。往診に行って牛さんを治療した後に農家さんと一緒にお茶を飲みながら世間話。玄関、縁側、牛舎と色々なところで様々なことを話します。診療5分、茶飲ん話30分という感じでしょうか。まあとにかく忙しい時も農家さんに「今日はちょっと忙しいから」といいながら話に夢中になり逆に農家さんから「先生、行かなくていいの?」などといわれ血相変えて飛び出す始末。しかし最近この茶飲ん話の形態も変化してきました。以前は急須でお茶が出てきてお茶を飲みながら縁側に座って話をするというスタイルが多かったのですが徐々に缶コーヒーやペットボトルのお茶に変化してきます。さらに最近は農場によっては牧場にある自動販売機で飲み物を買って飲むというスタイルも出てきました。そしてだんだんと農家さんと縁側に座り急須で入れてもらったお茶を飲みながら話す機会も減ってきました。今日久しぶりに農家さんでお茶を飲みながら色々と世の中はうつりかわっていくのだな~としみじみと考えてしまいました。まあどうであれ農家さんから「おいハス!!茶~飲んでいっきゃんか~~~~」といわれて世間話で盛り上がるのは牛さんの獣医師の醍醐味だと思っています。 前の記事 第314話: 時間はかかるけど・・・・ | 次の記事 第316話: メールマガジン |