(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
伏見康生のコラム
NO.220:新しい体温計を模索中(3)

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2013年2月6日

さっそく、購入しようと思って近所の大型ホームセンターを数軒回ると、O先生の写真のものと同じではないですがTANITA製のかわいい色の料理用温度計をみつけることができました。
防水性能と重量、サイズに問題があるかな~??という不安がありましたが、概ね望み通りのものであったので購入しました!!!

さて、現物を開封して見てみると、せ、せ、先端が尖りすぎている(汗)???
これは危ないということで、先端にシース管の先端を切ってアロンアルファで止めたところ、ぴったりでした。(サーミスターは先端より2cmの範囲で問題なし)
本体の後端に紐とクリップをつけて実戦投入しました。

NO.220:新しい体温計を模索中(3)01

NO.220:新しい体温計を模索中(3)02

・・・すると・・・

NO.220:新しい体温計を模索中(3)03

これがとてもいい!!
重いかな?大きすぎるかな?という懸念は全くの杞憂で、牛のお尻にサクッと挿入でき、異物感もあまりないのか尻尾をフリフリされることもなく、診察しながら体温の上昇をチェックしながら診療できます。加えて私は、本体を持っての肛門マッサージがしやすくウンチをさせやすいのも気に入りました!
水銀計のように割れることもなく、尻尾で仮に吹っ飛ばされても派手なので見つけやすくかなりの高評価となりました!!!

いまのところ使用に大きな問題はありませんが、水銀計と比べると0.2℃ほど温度が高そうではあります。
従来との感覚の調整は使い慣れていくうちに補正されると思います!

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