2013年1月29日 みなさん、はじめまして! 私、植田秋良(うえだあきら)と申します。職場は、株式会社アース技研(アースジェネターという生菌製材の製造販売)で北海道地区の営業を担当しています。 この度は、「発酵床」をテーマに現場で教わったこと、感じたことなどをお伝えすることで何か皆さんのお役に立てることができればと思っております。 さて、なぜ発酵床をテーマにしたのか?ということですが、それは発酵床が牛(もちろん羊や豚にも!)にとって最も快適な環境・床(ベッド)の一つだと思っており、是非、皆さんにもご紹介したかったからです。 発酵床とは、糞尿そのもの又は敷料とが混ざり合って発酵した床(ベッド)のことですが、まず発酵とはどのようなことか、簡単に説明したいと思います。 発酵とは、微生物の働きにより有機物が分解され、人にとって有用な物質が生成されることです。食品で例えれば、チーズや味噌、漬物といったいわゆる発酵食品が挙げられますよね。この時の微生物たちの状態は、乳酸菌や酵母などの善玉菌が主役(優勢)になります。 そして、その反対は腐敗(腐る)です。腐敗とは、微生物の働きにより有機物が分解され人にとって有害な物質(悪臭含む)が生成されることです。食べ物が腐った状態を想像して頂ければ分かりますよね。この時の微生物たちの状態は、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌が主役(優勢)になります。 同じような微生物活動でも人に有用であれば発酵、有害であれば腐敗ということになるのですね。(発酵と腐敗の線引きは難しいのですが・・・・) 次回は、「発酵床の特徴」についてお話いたします。 つづく 株式会社アース技研 植田 秋良 前の記事 業の深い仕事?(5) | 次の記事 発酵床レポート! 第2話 |