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業の深い仕事?(5)

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2013年1月22日

~営業の仕事とは~

そこで、このお肉を食べた後、牛のために、農家様のために、自分にできることは何か、やらなければいけないことは何か、改めて考えてみたんです。
生まれる前から、お肉になることが決まっている牛のためにできること。
せめて、生きている間は、病気になることなく、元気でいさせてあげたい。
それには、配合飼料メーカーとして、アシドーシスに陥ることなく、牛さん達が「これは美味しい」と感じてお腹いっぱい食べられる餌を作ること。
そして、手を抜くことなく、牛にとって最も良い餌を作り続けることが、引いては、農家様の経営を底上げし、真に貢献できることではないのかと思うのです。
また、農家様は毎日刻々と変わる状況の中でさまざまな問題に直面されています。
農家様ご自身が気づいていらっしゃる問題、気づいていらっしゃらない問題もあると思いますが、その多くの問題を見つけ出し、微力ながらもそれを解決するお手伝いをさせていただきたい。自分の提案が問題解決のきっかけになるだけでもいい。
そのためには今まで以上に牛のこと、餌のことを勉強しなければならないと感じています。
(今の僕にはこれくらいしか考え付きません。もしどなたか、他にもっといい案があれば教えてください。)

今、僕は営業という仕事に就いて良かったと思っています。
営業である僕の仕事は、お客様が抱える問題を解決するお手伝いをすることです。
そして、その問題を解決することができ、その喜びを共有させていただくことができたなら、それほど嬉しいことはありません。
営業はお客様の経営に直接関わる、責任の重い仕事です。
だからこそ、やりがいもあるし、苦しみも楽しみもあります。
僕個人としては、農家様に貢献すると同時に、営業のおもしろさや楽しさを仲間の営業マンやこれから社会人になる人たちにも伝えられるような営業マンになりたいですね。

それでは、今日も感謝の気持ちを伝えに行ってきます。
ありがとうございました。

中部飼料株式会社 本社工場 養牛課
田内 遊

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