2013年1月17日 THI値は非常に使える数値なのですが、どうしても計算が面倒くさくて世間一般に広まることがありませんでした。しかし、昨年宮崎県の畜産試験場さんが気温と湿度からTHIを自動的に出すメーターを開発されました。これはすごいです。一目見ただけでTHIがわかるのです。そして子牛が暑熱ストレスを感じている状態なのかとか、寒冷ストレスを感じている状態なのかが一発でわかります。 そしてここからが重要です。この方程式の解をみることにより、愛が生まれるのです。 「おや?THIが60を切ってきたぞ。そろそろ寒くなってくるな~。防寒対策に灯光器をつけて暖かくしておこうかな。」 そうです、小生のいう愛が生まれるという意味はこの牛さんに対する優しい気持ちが芽生えることを言っていたのです。人間の感覚では気が付きにくい牛さんのストレスを目に見える形でとらえることでより具体的に様々なストレスに対する対応がしやすくなるのです。しかし・・・・・・愛が芽生えてもその愛を形にしなくてはいけません。「おや?THIが50を切っているぞ。くそさみ~な~。子牛ちゃんも寒そうでかわいそうだな。また今度何か対策をとろうかね~。う~さみさみ、はやく仕事終わらせてコタツで寝よっと!!」というのではいけません。 「 愛は動詞である 」 そう、行動しなければせっかく芽生え始めた愛もしおれてしまうのです! 前の記事 第310話: THI その1 | 次の記事 第312話: THI その3 |