2012年12月7日 そしてもう一つ注意しておかなければいけないのが、術後の管理です。特に前回のポイントでも挙げたように、手術までの経過が長い個体ほどその後の管理も注意して行う必要があります。 坐骨直腸窩膀胱瘻形成術を行った場合、もともと術後数日で出荷する事を前提にして行う事がほとんどなので、術後の管理にあまり気を使う必要はないかもしれません。膀胱破裂を回避しBUN(血中尿素窒素)の値の上昇を防ぐ目的が達成できればオッケーです。強いて挙げるなら、膀胱内に留置したカテーテルが石によって再閉塞しないか、カテーテルが抜けていないか、と言ったところでしょうか。 一方、会陰尿道瘻形成術はもっとも一般的な術式であり、術後の長い飼養期間にも対応できるのですが、術後の管理には少々気をつけなければいけません。 |