2012年11月1日 颯爽と白馬の王子様が去った後に、猛牛はスタジアムの中でポツンとたたずんでいます。するとそこに一人の男の人が現れ、ゆっくりとその猛牛に近づいていくのです。初めはわけがわからず、なんだあの人は???と思ってみていると「ハイハイ!!」などと言いながら手を叩いて何と挑発しているじゃないですか!ゆっくりと一歩、また一歩と近づきます。正直、これは相当の根性がいりますよ。獣医師の目から見ても滅茶苦茶気合がいると断言できます。牛さんのほうも最初は訳がわからずキョトンとしているのですが、その男の人がプリプリとかわいらしく尻を振ったり、前掛けをヒラヒラさせたりという何とも屈辱的なしぐさ(笑)をしながら近くに寄ってくるので・・・・・・ある時点でものすごいスピードで突進。その男の人は真っ向から猛牛の突進を受け止め、後ろにいるサポートの人たちがワッと集まり牛さんを取り押さえてめでたしめでたしとなる予定だったのですが・・・・最初に見たときは思いっきり吹っ飛ばされて人が集まってもみくちゃの訳わからん状態になり、踏みつけられ、何だかんだあり、結局牛さんは逃げました。その男の人はヘロヘロになり肋骨を押さえていたのでおそらく骨折かヒビでも入ったのかもしれません。下手したら死ぬ可能性もありそうです。おそらく度胸試しが高じてこのようなスポーツになったのかもしれませんが、とにかく傾奇っぷりは最高です。だから白馬の王子様と同列で闘牛が始まる前に偉い人の前に立っていたのかと納得。 (続く) |