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池田哲平のコラム
尿石症を考える(13)

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2012年9月28日

 13)呼吸が速い
 ある日、農家さんから電話で「子牛の呼吸が速い」と往診依頼がありました。私の頭の中には、肺炎や気管支炎と言った呼吸器疾患が真っ先に第一次候補として挙がりました。

 到着してみてみると、生後3-4ヶ月のメス子牛の呼吸が速く、全身を使って息をしているような感じ。
「こりゃやっぱり肺炎かな。顔つきも悪いし重症だな」
そういう思いで、いざ子牛を捕まえて診察スタート・・・・・・・・・と思ったら、子牛が元気に走り回って逃げる逃げる!荒い鼻息をたてながら、とにかく落ち着きなくパドック内を走る。
「人を怖がっている・・・・・・というのとは違って、何か様子が変だな・・・?」
走る様子をよく見ていると、走り回っては止まり、そしてまた急に飛び上がるように走りだす。そして極めつけは、地団太を踏むように後ろ足で強烈に地面を蹴って、背中をとがらせるような姿勢(背湾姿勢)をとる。

なるほど・・・これはアレだな!(つづく)

(伏見先生のコラムに最近似た流れがありましたね・・・)

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