2012年9月6日 前回紹介いたしましたCalvin Bookerさんの病院ではとにかく大量の病理解剖のデータを集めています。そして様々な臓器の状態を分析しながら原因を突き止めるシステムを構築していました。データを集め、そこから様々なことを分析し、これらのことをもとにしてドカンと対策をとるという感じでした。そしてこれらのことをスピーディーにやるシステムとなっていました。あくまでもこれは1つの例でしたが、とにかくこれからは新しい技術やアイデアを診療やコンサルティング業務に取り入れて獣医師は顧客のニーズにこたえていく必要がますます高まってくるということを語っていました。今はすさまじい勢いで新しいテクノロジーが発展してきています。もうおじさん前期の小生はついていくのがやっとです。いや、ついていけていません。はっきり言って周回遅れもいいとこです。しかし、ここであきらめないで何とかこの技術の進歩にかじりつき、新しい何かを創造していかなくてはいけないとBookerさんのお話を聞いて感じてしまいました。一応若いつもりですがおじさんになってくると頭は固くなってくるし、物事に取り組む動きも遅いのでやはり若い柔軟な発想のスタッフと仕事をすることが非常に大切であるとしみじみ思っています。 (続く) 前の記事 第292話: リスボン放浪記 その12 | 次の記事 第294話: リスボン放浪記 その14 |