2012年9月3日 松本です。「異常気象」による作物の不作がささやかれて久しくなります。オーストラリアが干ばつに陥って、大麦や牧草がとれなくなったり、つい先々週のコラムに書いたとおり、アメリカ、カナダの干ばつや局所的な豪雨でトウモロコシの収穫高が例年の2/3しか期待できなかったり、それこそこれだけ毎年続くと「異常気象」ではなく、こういう状態が、現在の「通常気象」なのではないか?と思いたくなります。 今年。中国はトウモロコシが大変な豊作です。しかし、中国もアメリカと同じ「収奪型農業」つまり、農薬や化学肥料を多給して、土地からありったけの作物を奪い取るタイプの農業です。このまま続けると、いずれ第2のアメリカになってしまうでしょう。 日本から世界中に発信できる「知恵」は、まだまだありそうです。 前の記事 (番外編)牛肉サミット2012に行ってきました! | 次の記事 (番外編)夏の疲れ |