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伏見康生のコラム
NO.197:鼻出血

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2012年8月22日

片方の鼻の穴から出血している牛を診察しました。

こういう時は、出血している側の角をぶつけて根本が骨折していることが多いです。

農家さんに説明して角を見て触ってもらいました。
・・・分かりにくいです(´・ω・`)

帯広畜産大学からの実習生、清山さんにもみてもらいました。
・・・分かりにくいです(´・ω・`)

このタイプの骨折は、骨折と言っても基部にヒビがはいった状態で周囲の筋肉や皮膚で支持されているので分かりにくいんです。

こんなときは、角基部に片手を乗せてもう一方の手で角の先端付近をトントンと軽く打診すると・・・

「おおっ!わかりやすーい」

角に乗せた手に伝わる振動が折れている側と、正常な側で全く違いますのですぐにわかります。
いい反応を見せてくれる実習生、教えがいがあります(喜)

fushimi_197

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