2012年7月26日 今回小生は牛肉料理があればとにかく口にしてみました。ごくごく限られた範囲の非常に狭い範囲の調査でしたが一応牛肉の傾向はなんとなくわかったような気がします。簡単にいえば「歯ごたえがあり、味がしない」という感じでしょうか。日本人の尺度で考えるとあまり良い印象ではなかったのですが、食は文化であり様々な要因があるのでこれはまたこれでいいのではと思いました。いろいろなお店でどんな顔してポルトガルの人は肉料理を食べているのか興味深く観察してみたところ、みなさん普通に食べていました。そりゃそうだ。小生がびっくりした固さのハンバーグなども女性がガシガシ噛み砕いて食べています。思わず尊敬のまなざしで見てしまいました(笑)。小生のように目を丸くして必死になっている様子はなく、普通の顔して食べていたのでそんなものなのでしょう。それにしてもポルトガルの人は和牛を食べたらどのような感想を持つのでしょうか?非常に興味がありますね。「おいしい!こんなうまい肉は食べたことがない!」という肯定的な反応もあるかもしれませんが、「こんな柔らかいのは肉じゃねえ!肉はガシガシ噛み砕くものだ!」とか「変な味がする。気持ち悪い肉だ」などという感想もあるかもしれません。スーパーの牛肉コーナーをみてもすべて赤身の肉ばかり。やはり和牛のお肉は特殊なのかな~。いろいろと貿易には難しい問題がたくさんあると思います。でも、ポルトガルにもほんの少しでいいから和牛の肉の選択肢もあれば面白そうだな~なんて思ってしまいました。 (続く) 前の記事 第286話: リスボン放浪記 その6 | 次の記事 第288話: リスボン放浪記 その8 |