2012年8月2日 なんだかリスボン放浪記が肉の食べ歩きみたいになってしまいました。あの野郎は一体全体ポルトガルに何しに行ってんだ!という感じです。たしかに現地の肉の情勢をチェックすることは大事なのですが、実は小生にはほかにもいろいろな任務がありました。そのなかで非常に重要なことがあります。それは国際学会に参加することで肉用牛業界や牛の獣医師の未来を探るというものです。小生の先輩小動物開業獣医師の先生がポルトガルに旅立つ前に話してくださったことがあります。 「おい、蓮沼~。国際学会はな、これからの獣医療の未来を見ることが出来るんだ。必ず日本の5年先、10年先に起こるであろうことを先取りするとが出来るんだ。まあ、タイムカプセルに乗ったようなものだな(笑)。だから、そのような気持ちで色々な研究発表を見てくるんだよ。必ず役に立つことがあるはずだよ。」 なるほどなるほど、非常に含蓄のある言葉です。このような視点で眺めてくれば何かきっと小生の琴線に触れるものがあるはずだぞ、という心境でガッツリいろいろ勉強してきました。次回から小生の琴線に触れた研究などを紹介してみようと思いますのでちょっとつまらんかもしれないけどよろしくお願いいたします!! (続く) 前の記事 第287話: リスボン放浪記 その7 | 次の記事 第289話: リスボン放浪記 その9 |