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みなさん、今年ももうすぐ終わりですね。おうちのお掃除もそろそろ終わりましたか?(うちはまだですが..)せっかくですから、牛さんの家もいろいろと見直してみましょう。 今回は、牛舎の危険箇所について一緒に考えてみたいと思います。まずは、ワクの取り付け部の隙間(上の写真)。発情やらふざけたりやらで、ここの隙間に足首を挟んで骨折する牛さんが意外に多いのです。このほかにも、ワクの横棒の間隔も大切です。30cmくらいの時、首を出して下の棒をなめているうちにアゴが下の棒に引っかかって首を絞めて死んだ牛さんがいます。 また、一番下の横棒が低いと、牛さんは横になって伸びをしたときに、足をワクの外に出してしまい、急に立とうとしたときなどに挟んで骨折してしまう例もあります。逆にここの間が30cmくらいあると、牛さんが寝ているときに頭をワクの外に出してしまい、首を挟んで起きあがれずにガスで死んでしまっているケースもあります。 それから、古い牛舎ではワクがさびて折れているのをよく見かけますが、この切断面で牛さんが足を切ったりする事故も年間数件治療します。いずれ直さなければならないのでしたら、せっかくですから事故が起こる前に修理しちゃいましょう。下の写真のようなケースでしたら、一回り太めのエスロンパイプか鉄管を通してドリルで穴をあけ、鉄板ビスで止めておくだけでも危険は減ります。 |