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蓮沼浩のコラム
第284話: リスボン放浪記 その4

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2012年7月5日

 今回の学会参加の非常に重要な任務として小生が考えていたのはポルトガルにおいて日本という国がどのように関係しているかをさぐり、なおかつポルトガルの食肉事情を調査するというものがありました。偉そうに書きましたが、とにかく町をぶらぶら観察し、肉があったらとにかく食ってみるというだけです。それもリスボンという一つの地域のごく限られた範囲においてです。非常に低レベルな庶民感覚の調査です。しかし、そんな視点で街を眺めてみると意外と日本に関係するものが多い感じをもちました。デパートには「Nintendo」「Sony」「Panasonic」など他にもたくさんの日本でおなじみの文字が目につきます。国内では悲惨な家電は何とかポルトガルでは頑張っている感じがしました。サムスン電子などの韓国勢に押されていると聞きましたがまだまだ踏ん張っています。よくわからん外国の化粧品メーカーの横に「Shiseido」。小生、シャンプーぐらいの意識しかなかったけど、なんだか高級化粧品店に見えました。ちなみに車は日本車をあまりみませんでした。ベンツしかわからんかったですが、他は見たこともないメーカーの車でした。日本料理店も何軒かありました。どうも寿司が人気みたいですが日本では見られないケッタイな寿司ばかりの印象です。一軒のお店をちょっと覗いたらポルトガル人の店員さんに「へい、らっしゃい!!」と突然声をかけられてびっくりして店を飛び出してしまいました。まさかポルトガルでこの言葉を聞くとは・・・・(笑)。スーパーには醤油や味噌やわさびなど日本の調味料や食材のコーナーもありました。やはり昔から日本にはバテレンさんが来たりして関係が深かったからなのかな~。でもなんだか少しうれしかったです。次回は食肉について紹介しようと思いますね!

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