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橋本匠護のコラム
牛の療養食 肺炎編①

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2026年5月29日

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前回のコラムの2つの前提を踏まえつつ、個別の病気ごとに、私が現場で農家さんへ提案している“エサ管理の一例”について紹介していきたいと思います。今回は比較的よく目にする、牛の肺炎についてです。

牛の肺炎というと、

「なかなか治らない・・」
「良くなったと思ったらまた再発する・・」

そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

牛の肺炎において、細菌やウイルスといった病原体そのものは重要です。しかしその一方で、牛自身の“免疫低下”が発症に関与しているケースも少なくありません。そして、この免疫低下は「治りづらさ」にも大きく関わっています。

免疫低下の原因というと、「ストレス」を思い浮かべることが多いと思います。もちろんストレスも重要ですが、現場では栄養不足によって免疫が低下し、肺炎の発症・慢性化につながっているケースもよく目にします。

不足しやすい、もしくは重要な栄養成分
現場で特に多いと感じるのが、

・エネルギー(カロリー)不足
・ビタミン類不足

による免疫低下です。

エネルギーやビタミン類が不足すると免疫機能は低下しやすくなります。その結果、肺炎が発症しやすくなったり、なかなか治らなくなったりします。さらに肺炎が長引くことで、牛自身もどんどん消耗していきます。するとエネルギーやビタミン類がより不足し、より治りづらくなる――そんな悪循環に陥ることもしばしばあります。

実際にエネルギー不足による免疫低下は、離乳前後や導入直後の肥育前期などの時期で見られることがあります。これらは、ちょうど肺炎などの呼吸器病が発生しやすい時期とも一致しています。

またビタミン不足、特にビタミンA不足による免疫低下は、肥育中期〜後期で見られることがあります。

では、これらの栄養素を補うためには、どのようにエサを調整すればよいのでしょうか。次回のコラムに続きます。

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牛で心臓の機能低下を疑う症状【浮腫】

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