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松本大策のコラム
「こういう時だからこそ「元気」ださなきゃ!」

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2008年9月1日

 ここのところ、畜産のまわり(だけじゃなく我が国全体かな?)では、暗い話題ばかりが目につきますね。「飼料価格が高騰して..」、「原油価格が安定しないので輸送コストが様々な生産費を押し上げている。」、「消費者が将来への不安から消費意欲をなくしていて..」と、どれもこれも本当に不安をあおるようなお話ばかりです。
 経済って不思議なものですね。みんなの活気が出てくればモノも売れるから景気がよくなってお金の回りもよくなるのに、誰かが使い出さないとみんなが得体の知れない不安で疑心暗鬼になって、かえって景気が悪くなる。しかしよくよく考えてみると、我が国は本来、資源もなく国土(つまりは耕作地)も狭い、あるのは世界一誠実で勤勉な、そして精一杯頭を使って考えるという国民一人一人(マンパワー)の力だけでした。
 僕たちは、どのような問題も必ず解決していくことが出来ます。このごろ少しだけハングリー精神をなくしていただけじゃないかな?
 そういう想いを持っていたところで、とても元気の出る本に出会いました。「そうだ、葉っぱを売ろう!過疎の町、どん底からの再生(著:村上知二)」という四国の貧しい山村で老人パワーを結集して、日本料理のツマ(添え物)に使うモミジや柿の葉などを売り物にして日本一のシェアとブランド力をつけた「いろどり」という会社のお話です。ただの成功談ではなく、今の日本にかけているモノをズバリ指摘してくれます。みなさん読んでみませんか?
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