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第540話「BCSの活かし方」 |
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2026年3月19日
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スコアの付け方や牛の体形の写真も使ってコラムで説明していますので、お時間がありましたらぜひご覧ください。
さて、スコアの付け方が分かったとして、実際に現場ではそれをどのように利用すればよいのでしょうか。大切なのは、スコアと現状の関連です。
例えば、「生まれてくる子牛が小さい」あるいは逆に「過大子が多い」という事実に対して、母体のBCSはどうでしょうか?もし、子牛が小さい、あるいは虚弱子牛が生まれやすい場合に、母体のBCSが低い傾向があれば、その牧場ではエサのカロリーやタンパク量を見直す必要があります。逆に過大子が多いときは給与量を制限する対策が必要かもしれません(母体の過肥による難産発生率が高い牧場でも同様です)。
他にも、発情が来ない、発情が来て授精や移植ができるが受胎しない、というような牛のBCSはどうでしょうか。共通してボディコンが高い、あるいは低いなどの傾向があれば、それらの体形を改善することで現状を打破できる可能性があります。このように牛のボディコンを付ける事はそれ自体が目的ではなく、牛の体形が牧場の繁殖成績に影響しているかを把握することが重要なのです。
ボディコンをつける
⇩
繁殖成績や分娩状況(もしくは出生した子牛の状態)と関連しているか確認する
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関連があればどのような対策が必要かを検討、実行し、その効果を検証する
これを繰り返すことで、その牧場やその牛に見合った体型を追求することができます。
なお、人と同じで牛によって適正な体型は異なりますので、その個体の繁殖成績との照らし合わせが大切です。痩せていても年1産している個体もいれば、少し太り気味だけど採卵成績が抜群に良い個体もいます。現状に問題がない場合は BCSを変化させる取り組みは不要であるとも言えます。
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今週の動画
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