2026年3月5日 *********************************************************** 小動物獣医師といえば、お給料が高いというイメージが強いかもしれません。一般的には獣医師といえば動物病院で犬や猫を主に治療する獣医師というイメージが強いですし、実際に多くの学生が動物病院で働くことを想定して大学受験や国家試験の受験に取り組んでいます。私が高校生のころは、単身世帯の増加でペットと暮らす人口が増えるから小動物獣医師の生活は安泰だろうと言われていました。そんな時代もあったはずでしたが、倒産数が「連続」で「最多」となるなんて…。 そんな驚きとともに株式会社東京商工リサーチが発表した記事を確認してみると 昨年は2024年度は「5件」、今年度は4~1月までで「8件」 今度は違う意味で驚いて二度見しました。数字は1桁です。グラフの縦軸には「×100」や「×10³」などの数字も見当たりません。どうやら5件と8件のようなのです。ちなみに、農水省が公表している小動物を診療する動物診療施設数は法人や公営を含め、令和6年12月31日時点で12,846件となっていました(一方で産業動物を対象とした診療所は4,147件でした)。 ※参照URL:飼育動物診療施設の開設届出状況(診療施設数):農林水産省 そんな全体数のなかで、今回の最多報道です。実際は年間の倒産数がゼロの年も多く、5件や8件が「過去最多」となりました。やはり小動物をメインに担当する動物病院は安泰なのかもしれません…。ただ、気になるのは負債総額の急激な伸びです。どこか1件が大きく金額を引き上げているかもしれませんが、高度医療機器の導入がその要因となっている可能性があります。飼い主側の知識レベルの向上や高度医療への関心の高まりを背景に、飼い主側が要求する医療レベルも確実に上がっています。投資があまり必要ない昔ながらの診療スタイルでは、新たに設立された医療設備の整った病院にこれまでの顧客を奪われてしまいます。24時間対応の病院も少しずつですがその数を増やしています。飼い主のニーズに対応するのも大変です。さらに、動物看護師や獣医師を確保・維持するために、人件費も膨らんでいきます。動物病院も他の業界と同様に人手不足が問題となっていますし、この流れは避けられません。こうしたコストは診療費にすぐ反映させるわけにもいきませんし、投資の回収期間はどうしても長くなります。なかなか動物病院の経営も難しいようです…。「この病院がいい!」というカラーを出していかないと、生き残りはますます厳しくなっていくのでしょう。 |
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