2025年11月7日 *********************************************************** 繁殖母牛についても、平均気温が10℃前後になり始めたら冬仕様の管理をおすすめすることがあります。その中の一つが、エサのエネルギーの強化です。 牛は至適温度(快適な気温)を下回ると、体温維持のためより多くのエネルギーを必要とします。母牛にとってエネルギー不足は分娩後の子宮の回復の遅れ、発情の不明瞭化の原因となることもあります。 特に分娩前後(特に後)は、泌乳などにもエネルギーを必要とするため、より重要性は高まります。 そのため農家さんによっては、寒冷期で特に分娩前後の母牛には増飼や脂肪酸(サンニードなど)の添加によるエネルギー強化を提案しています。 実際に過去の調査では、寒冷期に分娩前後の母牛のエネルギー(TDN)充足率を高めた結果、子宮の回復の改善、分娩後初回授精の受胎率向上などが確認されています。 もちろんエネルギー過剰による過肥はNGです。そのため牛の体型(ボディコンディションスコア:BCS)、牛舎環境を確認しながら、獣医師や飼料メーカーさんと相談されたうえで実施するのがベストです。
皮下注射や静脈注射、気管内注射などの仕方も解説しています。わかりやすいようにQRコードを付けてあるので、スマホをかざせば動画も見られますよ。 お求めは日本畜産振興会(03-3379-3741) |
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