2025年9月5日 *********************************************************** 到着時、牛は寝ており穏やかな顔つきです。「さて、診察しようかな」と思いながら、牛に近づくと、牛はいかにも立ちづらそうにヨイショヨイショと立ちました。 違和感を感じて足元を確認すると、こんなことになっていました。 蹄ノビノビで、これでは立ちづらいのも納得です。牛がスムーズに立てなければ、採食量は安定せず、ルーメンをはじめとした消化管環境も安定しません。結果的に食欲の低下、下痢、発育低下につながってしまいます。 また一頭食欲が不安定な牛がいると、その影響は他の牛にも及びます。どうしても他の牛の採食量も不安定になりやすいためです。 そこで治療と併せて削蹄も実施してもらうことになりました。これで少しでも負担が減ればと願います。 |