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生まれたてのネズミを発見 |
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2025年8月27日
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先日、農場スタッフさんがニコニコと見せてくれたのは、生まれたばかりのネズミでした。
まだ目も開かず、毛も十分に生えていないような状態です。
予想だにしないものを見せられて少し驚きましたが、見ていると思わずかわいいと感じてしまいます。
しかし、農場にとってネズミは注意するべき存在です。

ネズミは「ネズミ算」と言われるように、数週間あれば10匹近くの次世代を産むことができるほどの強い繁殖力を持ってどんどん増殖します。
そのため、この一匹を見逃したら来月にはもっと困る状況になります。
農場にとっての被害は、サイレージのラップを破いてしまったり、スターターの袋を食い荒らしてその中で繁殖したり、大事な機械のコードを食いちぎったり…。
サルモネラやレプトスピラといった病原体を運ぶリスクもあり、特にネズミの糞尿による飼料汚染は牛への感染のきっかけとなってしまうため軽視できません。
現場では粘着シートを用いた捕獲方法がよくありますが、ある農家さんは「尻尾だけ残して逃げられてしまう」と話してくれました。
驚くべき力で粘着を振り切るそのしぶとさには頭を抱えますね。
だからこそ対策は一つに頼らず、飼料庫を密閉したり、殺鼠剤を併用したり、繁殖させない環境を作っていくことが大切です。
家畜伝染病予防法では動物管理区域内で猫や犬などを飼うことを禁止していますが、ネズミこそ猫に活躍してもらいたくなりますね。農場衛生管理の難しさを改めて感じました。
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今週の動画
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