 |
第494話「僕らはどうして直検をするのだろう①」 |
コラム一覧に戻る
2025年6月26日
***********************************************************
2026年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)は、獣医師を募集しております。詳細はこちらをご覧ください。
獣医さんの卵である大学6年生で就職を考えている方がいらっしゃったら是非実習に来てください!お待ちしております!
***********************************************************
最近、長男(5歳)がドラマの影響で筋トレを始めました。父親似の貧相な腕を振るわせながらフンフンと腕立て伏せをやっています(笑)。いつまで続くのやら・・・。
さて、とあるメスの肥育牛の診療の際に「先生、直腸検査した?」と質問がありました。その牛は直腸検査の必要性を示す臨床症状がなかったので実施していませんでしたが、要望を受けて実施。結果は・・・・・・・・・・
異常なしでした!
直腸検査は非常に重要な検査方法なのですが、聴診のようにマストで行うものではありません。やるべきかどうかの判断基準を含め、直腸検査で何が分かるのか、直腸検査をするときは何を知りたいのかについて少し深堀していきたいと思います。
① 直腸粘膜の状態を確認する
② 膀胱の状態を確認する
③ 子宮や卵巣の状態を確認する(メスの場合)
④ リンパ節の状態を確認する
大きく分けて直腸検査を行うときに確認したいのはこの4点です。繁殖牛であれば③を目的に直腸検査がされる機会は多いですよね。そのほかの点も含め、直腸検査を行うことでどのようなことを把握し、どのように治療に活かすことができるのかを考えてみましょう。
つづく
***********************************************************
今週の動画
反芻間隔を観察
前の記事 第493話「ニップルのチェック日を決めておこう」 | |