2012年6月26日 1)はじめまして 以前こちらでもコラムを書いていた、『さすらいのポルコロッソ』さんの関係者であるワタル(猫)と申します。もうかれこれ1年以上前にシェパードで研修させていただいたご縁で?コラムを書かせていただく運びとなりました。私は畜産業界に獣医として飛び込んで日も浅く、まして診療を主務としている訳でもありません。こんな私が自分の意見を発信するのは、謙遜でなく憚られる事ですが、現場での1つの実体験としてこのような見方もあるのだな~と捉えていただければ幸いです。というのも私が毎日牛さんの管理に携わって、牛さんたちから沢山の事を教わり、宿題を出されっぱなしだからです。 皆さんが牛さんの様子を診る時は主に何を頼りにしていますか?視覚・聴覚・触覚・味覚(!?)・嗅覚の五感だけでなく、直感力もあるのでは無いでしょうか。そして直感というのは全くの当てずっぽうではなく経験やデータに裏打ちされたものではないでしょうか。今日はどのくらいエサ・草を食べるかな~と考えた時、温度・湿度・日照時間・明日の天気・床換え・直近数日間の食い…そんな諸々の要因を勘案して総合的に判断!!しているつもりですが、最終的な決め手は自分の場合、牛さんの舌運びだったりします。 前置きが長くなってしまいましたが、頭の中でごちゃごちゃ考えていても正解なんて出ないのです。眼の前の牛さんが全てであり、一部でもあるのでは無いでしょうか。 次回は牛さんの『眼』について書き綴ってみようと思います。牛眼という言葉があるように、牛さんの眼球は大きく、そこがまた可愛いですよね。そして血中ビタミンAレベル推測の一つの判断材料にされていらっしゃるかと思います。 あなたの牛さんの眼は何色に光って見えますか?? (つづく) ワタル(猫) 前の記事 遠藤ママのモーモーサロンへようこそ♪(最終回) | 次の記事 (毎日とは言わないけど…)現場は宿題ばかり!(2) |