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春先のカーフジャケット |
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2025年3月26日
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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
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随時実習も受け入れております(5年生以上対象)。
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一気に気温が上がりましたね。
都内では夏日を記録し、栃木でも20℃前後となり、先日の夜は突然の雷雨でした。
春というか、熱帯雨林気候のようです。
気温が上がった日、私は割烹着のような形の防水性の手術ガウンを着ていたのですが、それが保温性も保湿性も高く、汗だくになってしまいました。
少し動いたり、特にしゃがんだりすると、首元からモワっと自分の熱気を感じます。
暑い…と、農家さんにそのお話をしたところ、
「それが春先の子牛のジャケットと同じ状態だね」とのコメント。
たしかに!
ここ数日のような20℃前後の気温の中で、保温性に優れたジャケットを着ていては、私のように汗をかいてしまいます。
汗をかいたあとにそれを脱ぐと、今度は汗が冷えてひんやりと感じます。
これでは風邪を引いてしまうと実感しました。
体が小さい子牛や弱い子牛などに、ジャケットやネックウォーマーをつけたままになっていないでしょうか?
ジャケットやネックウォーマーの下に手を入れると、体が湿ってはいないでしょうか?
今一度ご確認いただき、汗をかいてしまっていた場合には、脱がせてしっかりと拭いてあげてください。
しかし、それでも油断できないのが、この春先です。
夜の気温は、日中と比べて10℃も15℃も下がり、これまでの冬場と同じ寒さになります。
気温15℃以下は、子牛が寒さストレスを感じる基準です。
日中は暖かくなり安心してしまいますが、夜はまだ保温してあげる必要があります。
日中は脱がせて換気をする、夜は着せて保温する。
これからしばらくは、このひと手間で子牛の健康を守りましょう!
今週の動画
♾️枠場で後肢を保定する方法♾️
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