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刈り遅れのイネWCS |
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2025年2月14日
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とある繁殖農家さんで直腸検査をしていると、どこからともなく風に乗って爽やかな香りが・・・。周りを見渡すと、香りの源はWCSでした。ということで、今回からWCSについてボチボチ書いていきたいと思います。
イネWCS(ホールクロップサイレージ)には様々な特徴があります。その特徴の一つとして、栄養成分や消化効率が刈り取り時期や稲の品種に左右されることが挙げられます。
例えば食用品種や穂重型の専用品種で刈り取り時期が遅れると、籾の大部分が消化できずにそのまま排泄されてしまいます。これではせっかく牛に給与しても、エネルギーとして十分に利用してもらうことができません。また未消化籾が食滞の原因になってしまうこともあります。

↑爪で潰れないカッチカチの籾
ということでWCSを利用される際は、品種と刈り取り時期は要チェックです。
今週の動画
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