2025年2月4日 **************************************** あれ・・・なんでじゃろ? そうだ、思い出した。例えば乳用雄育成牛。22.7%も全算入生産費が下がっています。この原因はもと牛価格の下落が原因でした。当時は酪農家さんで生まれてきたホル雄に値段がつかず、濡れ子で売ってもミルク代も出ないことから悲惨な状況になっていました。F1の子牛も同様に値段が暴落していました。小生はコンサル先の牧場で、100円とか500円の子牛を何頭もみています。 このことが原因で全算入生産費が下がっていたのです。内訳をみると、すべてもと畜費の下落により下がっていることがわかりました。ただ、現在はこのもと畜費も昔とは比べようもなく上がってきています。先日牧場にお邪魔した時は、導入担当の方が「高くて買えん」とおっしゃっていました。 需要と供給のバランス。 もと畜費に関しては、もちろん血統などの要因もありますが出生頭数の影響が非常に大きいと考えられます。時間差で需要と供給のバランスが変化していきます。非常に厳しい和牛子牛のセリ値も、少しずつ上昇してくる気配が感じられます。ここ1~2年であそこまで母牛の頭数が減っているのだから当然今後上がってくることが予想されます。ただし、受精卵子牛がドカッと増えたらどうなるかはわかりません。 ただ・・・やはりデータを見ていると一番問題なのが飼料費になります。 これだけはどうしようもありません。すべての区分で上昇しています。 気になったので肉用牛子牛と去勢若齢肥育牛の飼料費を以下にまとめてみました。 こりゃキツイに決まっている。 |