2025年1月17日 **************************************** 消石灰は水が加わると強アルカリ性を示すため、これが消毒効果をもたらすと考えられています。さらに農場の入口付近に散布することで、「ここから衛生管理区域ですよ!気を付けてくださいね!」という風に境界を示す役割も果たしてくれます。結果的に、農場全体の感染症に対する防御力がUPするという訳です。 消石灰を使用する際にはいくつか注意点もあります。まず消石灰は水が加わると強アルカリ性を示すため、乾燥状態では十分な消毒効果を発揮できない可能性があります。そのため乾燥したコンクリートなどに散布する際は、散布後の消石灰10kgに対して2L程度の水を加えることが推奨されています。 また雨や空気中に含まれる二酸化炭素は、消石灰の主成分である水酸化カルシウムを炭酸カルシウムへと変化させてしまい消毒効果を低下させてしまうことがあります。そのため「雨が降ったあとは再散布する」や「1~2週間で再散布する」などこまめに散布しなおすことをオススメします。 |