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藤﨑ひな子のコラム
GAP その1

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2024年11月29日

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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
詳細はこちらをご覧ください。
随時実習も受け入れております(5年生以上対象)。
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 ふと気が付けば大阪・関西万博まで半年をきっていました。畜産分野で注目を浴びているのは、大阪・関西万博の会場内で使える「農畜産物の条件」ではないでしょうか。

 大阪・関西万博では、持続可能運営のため、物品やサービスの調達プロセスにおける持続可能性への配慮を実現するための基準や運用方法等を定めた「持続可能性に配慮した調達コード」を策定しています。
 持続可能性に配慮した調達コード | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
 ここで、持続可能な形で生産・運搬されたことを確認するための認証制度があります。農産物・畜産物等に関連する認証スキームをまとめてみました。


※水産物は省略しています

 畜産物(ウシ)に関して、現在採用されているものとしてはJGAPのみとなります。調達コードの中には、「農場HACCPの下で生産された畜産物」も持続的な畜産物として含まれるとあります。また、OIE(国際獣疫事務局、現在はWOAH)陸生動物衛生規約等に準じて国が策定した畜種事の飼養管理等に関する技術指針に照らして適切な措置が講じられていることが求められます。

 「持続可能性に配慮した畜産物」とは、まだまだ答えのない問いだとは思います。一方で、世界が求める畜産、日本が求める畜産は日々目まぐるしく変化しています。そして、いかにしてトレンドについていくのか、は生産者にとって大きな課題であると思います。

 今回のコラムから最近耳にすることも多いGAPについてお話していこうと思います。
 
 
今週の動画
牛さんの目が飛び出ていると・・・

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