第８０７話：どこに力を入れていくのか？　（その１）

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2024年11月26日

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令和7年度農林水産予算概算要求の結果をみて、令和6年度の概算要求額よりも820億円少ないことに驚いてしまいました。それば、食料安全保障が大切だと言われ、新しく食料・農業・農村基本法が制定されたのにもかかわらず概算要求額が減っているからです。ちなみに令和7年度の農林水産予算概算要求額は2兆6,389億円なり。

農林中金の投融資・資産運用に関する有識者検証会（第2回）が開催されました。なぜこのような検証会がひらかれるかといいますと・・・

・欧米諸国による金利上昇等を受け、令和6年度決算においてリーマンショック時を超える1.5兆円規模の赤字となる可能性大なり。
・メガバンクは令和5年度決算において過去最高益又はそれに近い利益を計上。
・農林中金の投融資・資産運用の検証が必要なり。

この検証会でどのような話になったのやら・・・

あたらしく食料・農業・農村基本法が制定されましたが、上記2つの事を考えただけで、日本の農業の未来はバラ色です（皮肉）。

ただ、クソ田舎の片隅で嘆いていてもしょうがありません。未来を少しでも予測するために概算要求の主要項目を見ていくと今後国がどこに力を入れていくかということが何となくわかってきます。

たとえば肉用牛は肥育期間の短縮、乳用牛は長命連産性を向上する方向性で行くとか。
次回から、少し小生が気になった項目を小生なりの視点で紹介いたしますね。

ただですね～～～～
国の方向性とはいっても、突然方向転換したり、やめたりするから怖いです。鵜呑みにするのは危険です。
　
　
今週の動画
胎膜スリップのイメージを掴みたい