2024年11月5日 **************************************** 新聞を読んでいると、「エンゲル係数が42年ぶりに高い水準へ」という記事が目に留まりました。エンゲル係数とは「家計の総消費支出のうち、食費が占める割合」を示す指標になります。このエンゲル係数が高まると、一般的に生活水準が低下していると判断されます。過去のデータを振り返ると、2000年ごろから日本のエンゲル係数は徐々に上昇してきており、2024年の1~8月までのデータでは、二人以上の世帯で28%に達しています。今後もさらに上昇し、30%を超える可能性もあるのではと予想しています。 過去のコラムでスーパーの輸入牛肉の価格を調べたことがありました(543話と668話で紹介)。昨日、改めて同じスーパーに足を運び、2018年11月時点と比較して価格を確認したところ、米国産のバラ焼き肉用は約25%値上がりし、豪州産の肩ロースステーキは約50%も上昇していることがわかりました。やはり牛肉も値上がりしています。 多くの焼肉店の経営が厳しい状況にあると帝国データバンクの報告で取り上げられていました。牛肉の原価が1.7倍、野菜類が1.3倍に上昇しているとのこと。加えて、最近ではお米の価格上昇、そして電気・水道・ガスといったエネルギーコストや人件費も増加しています。今後さらにコストがあがる可能性も高いです。このような状況下で飲食業の経営は困難を極めており、食材の仕入れコストや固定費が上昇する中で利益を維持するのは至難の業といえるでしょう。 シェパードで時々利用させていただく焼肉屋さんに予約の電話を入れると、その日はお休みとのこと。あれ、その日は休みではなかったはずだけど・・・ 全国の世論調査でも景気が悪化と判断している人が79%という結果がでています。物価高に対しては「生活への打撃になっている」を選んでいる人は94%という結果です。 ちなみに必要だと思う物価高対策が書いてあったので紹介すると・・・ ・ 電気代・ガス代の価格抑制対策 |