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藤﨑ひな子のコラム
鳥インフルエンザの過去の発生状況

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2024年10月25日

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 いつのまにか10月も終わりますね。年末まであっという間な気がします。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 10月17日、今年度初の高病原性鳥インフルエンザが北海道で発生しました。鳥インフルエンザというと、深刻な卵不足を思い出す方も多いのではないでしょうか。また、米国において乳牛でも高病原鳥インフルエンザウイルスの感染事例が報告されています。農林水産省によると、2003年以降米国から日本への生体牛の輸入が停止しており、乳牛を介して本病が日本に持ち込まれることはないことから、現状においては日本のウシでの感染を過度に恐れる必要はない、としています。一方で、日本国内でも野鳥から牛に感染する可能性も完全には否定できないことから、日頃から野生動物との接触防止など基本的な飼養衛生管理の徹底が重要です。

 それでは、高病原性鳥インフルエンザの過去の発生状況を見てみましょう。

 抜けている年もありますが、国内の1例目発生時期は年度によって大きく異なりますね。同様に被害の大きさも年ごとに変わります。
 こうしてみますと、今年度の10/17は過去最速のようです。

 今年の夏は酷暑で、現在は最高気温が30℃を超えた翌日に25℃を下回るなど、寒暖差が激しい日々が続いています。私も牛も日々気温に左右されています。この気温の高さや寒暖差がどのように影響してくるのでしょうか。鳥インフルエンザの動向も気になるところですが、みなさんも季節の変わり目の体調管理にお気を付け下さいね。
 
今週の動画
牛かラクダか?

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