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究極の熱中症対策 |
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2024年8月3日
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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
詳細はこちらをご覧ください。
随時実習も受け入れております(5年生以上対象)。
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暑い日が続きますね。全国から熱中症で弱った牛さんの相談が相次いでいます。
僕の地元も40℃に迫る暑さで、特に子牛は点滴しながら、しっかり冷やさないとぐったりして、手遅れになると死んでしまう子牛も出ます。
僕のコンサル先でも、昨年28頭も熱中症の子牛が出て必死で対応していました。さいわい死ぬ子はいなかったのですが、きちんと対処しなければ何度も再発しますし発育も低下してしまいます。
しかし、そのコンサル先も今年は1頭も手を焼く子牛が出ていません。すごいでしょ?じつは、究極の「熱中症対策病棟」ができたんです。


それは写真のような完全冷房断熱病棟。トラックのアルミバンの荷台(中古)に大型のエアコンを装着したもので、制作費約100万円です。
熱中症の初期にここで治療してあげると、すぐに回復して再発もなくなります。100万円といえば、子牛を2頭助けられたらペイできますよね。
目先のお金をケチって被害を広げるよりずっとよいと思います。まだまだ年々暑さが増してくると言われていますから、熱中症で困っている方は作ってみてはいかがでしょうか。
規模の小さな農場なら軽トラのアルミバンで代用できます。エアコンも小型でよいからさらに安く出きると思いますよ。
今週の動画
団子状にして経口投与!
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