2012年5月31日 牛舎の掃除の大切さを小生はいつも往診しながら感じています。不思議なことでどんなに古い牛舎でもきれいに整理整頓されている牧場は成績や経営が安定していると感じている方は多いのではないでしょうか。ある一軒の農場で牧場のスタッフが変わり新しく入ってこられた方が徹底して掃除をしています。それはそれはいつ行っても牧場がきれいです。とにかく牧場に入った瞬間から手をかけているなとわかるのです。獣医さんはたくさんの農場を回ります。だからなんとなくですが牛舎に入った瞬間からそこの農場の状態がわかるのです。そして手をかけているなと感じるようになると病気が減り、牛さんの状態もよくなってくるのです。この農場も病気が激減しました。風水ではないですが、やはりきれいに整理整頓されていると何事もよい方に流れていくように思います。受け身ではなく、攻めの牧場管理ができているように思います。小生の知り合いの獣医さんがしきりに「成績や経営がいいから牧場がきれいなのではない。牧場がきれいだから成績や経営がいいんだよ」と力説されていました。つくづくこの言葉の重さを感じてしまいます。 前の記事 第278話: タ、タマが残っとる・・・・(その12) | 次の記事 第280話: ワラのビタミンのその後 |