2012年5月24日 今回で長々と書いてきた玉にまつわるお話も最終回です。小生は結構な頭数の肥育導入牛の陰嚢を触診してきました。いまも導入があると触診しています。そして時々精巣遺残や陰嚢に異常肉芽を形成した症例などに遭遇します。やはり一番に思うことは子牛をセリに出す前に農家さんに陰嚢の方も確認してもらえたらな~ということです。じいちゃん、ばあちゃんにとっては300kgを超すような子牛の陰嚢の触診は危ないかもしれないので後ろから眺めてみるだけでもいいです。ただ、見るのはいいけど近づきすぎて蹴られんように注意してくださいね(笑)。そして何かおかしい状態になっているときは技術員さんや獣医さんに確認してもらってからセリに出せたらいいのではと思っています。去勢が終わったらそれですべて完了ではなく、その後にもしっかりと去勢ができているか確認することを頭の片隅に置いていただけるととってもうれしいです。 前の記事 第277話: タ、タマが残っとる・・・・(その11) | 次の記事 第279話: 改めて掃除の威力を感じる |