(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
加地永理奈のコラム
獣医学生さんが来てくれました

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2024年7月3日

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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
詳細はこちらをご覧ください。
随時実習も受け入れております(5年生以上対象)。
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今週はシェパードに実習生が来てくれています。獣医学科の6年生で、忙しい卒論研究の間をぬって来てくれました。
現在の獣医学科には獣医学共用試験といって、獣医師の仮免許試験制度があります。どの大学でも5年生までに、学科と実技の仮免許試験を受けます。これに合格した学生さんは、獣医療に必要な知識と技術を持っていることが保証されるため、積極的に実習に臨んでもらえるようになりました。私がちょうど学生の頃から運用が始まった制度です。

実習初日はまず栃木で私のOPUに同行してもらいました。
そこではドナー牛を枠場に入れて保定した後、尾椎麻酔、直腸検査で卵巣をつかむこと、さらにはOPUプローブで卵巣を映しだすことにもチャレンジ。見事全てに成功していました。
私が学生の頃に言われていた「保定8割」は現在も伝統的に受け継がれているようで、学生さんはさらに厳しく「保定9割」で指導されているとのことでした。

移動中は他にも今の大学の様子について色々と教えてくれましたが、獣医学科では女子の割合が半分以上、7割近くいるとのこと。これからはどんどん女性の獣医師が増えていくようですね。
ネットをみると女性獣医師応援ポータルサイトというHPも存在していますし、私も女性の産業動物獣医師が集まる勉強会のLINEグループに参加しています。
女性獣医師の活躍の場がどんどん広がっていくのは確かですが、小動物産業動物偏りなく活躍してほしいなと思っています。

私自身OPUの手技を説明したり教えたりの経験は何度かありましたが、獣医学生さんの実習の受け入れは初めてでした。学生さんは2日目から松本先生のコンサルに同行し、その後は鹿児島のシェパードにも行く予定です。
実習中は牛とも農家さんともたくさんコミュニケーションをとって色々吸収して、卒論と国試勉強にぜひ活かしてください(^^)
 
 
今週の動画
肩のコリコリ

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