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橋本匠護のコラム
マダニってストレスです

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2024年7月1日

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放牧中の繁殖牛の診察をしていると、牛の体表にマダニがついていました・・・。


↑吸血中のマダニ

草地に好んで生息するマダニは放牧地にも生息していることが多く、放牧牛に対して様々な悪影響をもたらします。以下に具体例を示します。

■ 痒み・アレルギー反応
■ 吸血による貧血
■ 感染症(小型ピロプラズマなど)

牛の気持ちになると、かなりストレスですよね・・。

3つ目の感染症は、特に問題になります。マダニが伝搬する可能性のある小型ピロプラズマ症は近年減少傾向にはありますが、地域によっては依然として散発しています。小型ピロプラズマ病を発症した牛は貧血と発熱の症状を示し、妊娠牛では流産を起こすこともあります。さらに重症化すると死に至ることもあります。

以上のように、マダニの寄生は牛に多大なるストレスを与え、最終的に生産性の低下へと繋がります。つまりマダニ対策大事です!

では、どのように対策すれば良いのでしょうか?

 
 
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